「どようびキッズ・プログラム」ってどんなワークショップ?

仙台市営地下鉄東西線の国際センター駅から徒歩7分ほどの場所にある「宮城県美術館」。洋画、日本画、彫刻、工芸など、幅広いジャンルの作品が展示されています。
そんな宮城県美術館で、毎月第1土曜日に行なわれる「どようびキッズ・プログラム」は、作品を鑑賞するだけではなく、五感を使ってアートに親しめるワークショップ。お子さんが美術館のスタッフとともにアートを体験し、創造的に遊べる人気のイベントです。
プログラムは2種類で、水や土など身の回りにあるものを使って遊ぶ「〇〇とあそぶ日」と、美術館内や敷地内をスタッフと一緒に歩いて発見を楽しむ「たんけんの日」。月ごとに交互に開催されています。
水や土で遊ぶ「〇〇とあそぶ日」

「〇〇とあそぶ日」は、水遊びや土遊びなどさまざまな素材を使って遊ぶプログラム。お子さんの自由な発想を活かし、アートを体感することができます。
たとえば、色水をつくって遊ぶ「色水遊(イロミズアソビ)」というプログラムでは、食紅を溶かした赤・青・黄・緑の水をビニール袋のなかで混ぜあわせ、さまざまな色の色水を制作。最後に、オリジナルカラーの色水が入ったビニール袋を窓辺に吊るし、光に透ける様子を鑑賞します。無限に変化する色の世界に、お子さんは夢中になりそうですね!
色水には絵の具ではなく食紅が使われているので、万が一お子さんの口に入っても大丈夫。安心してお子さんを遊ばせられる気配りがあるのもうれしいポイントです。
宮城県美術館のホームページでは、プログラムごとに対象年齢の目安が記載されているので、参加するときの参考にしましょう。あくまで目安なので、そのほかの年齢のお子さんでも参加OK。対象年齢よりも小さいお子さんには、パパ・ママが付き添ってあげてくださいね。
美術館をめぐろう!「たんけんの日」

「たんけんの日」は、美術館の敷地内をスタッフと一緒にめぐるツアー。美術館館内をはじめ、ウサギやネコなどの動物をモチーフにした彫刻が11点展示されている「アリスの庭」、広瀬川を見下ろせる「北庭」を散策します。ときにはビニール袋でお手製のポンチョをつくって探検することも。“美術館”というと賑やかに作品を鑑賞するイメージはありませんが、「たんけんの日」に参加すれば、みんなでおしゃべりをしながら美術館を楽しめますよ。
「アリスの庭」や「北庭」は、いつでも自由に散策することができます。ワークショップ以外の日も気軽に立ち寄ってみてくださいね。
「〇〇とあそぶ日」と「たんけんの日」は、いずれも予約不要。人数制限はないので、参加者が多い場合は道具や材料を譲りあいながら遊びましょう。水や土を使ったり野外で遊んだりすることもあるので、着替えをお忘れなく。動きやすい服装なら元気いっぱいアートを体感できますよ。

美術館内にはレストランやカフェが併設し、食事や休憩に利用できます。また、館内の「造形遊戯室」には、木製の遊具や絵本を用意。お子さん向けに開放されているので、ワークショップのあとも遊び続けられるのがうれしいですね。大人の付き添いがあれば、小さなお子さんでも利用できますよ。
遊びをとおしてアートを体験できる、どようびキッズ・プログラム。ワークショップに参加して、お子さんの自由でのびのびとした感性をのばしてみませんか。
※ご紹介した内容は、過去のイベント情報をもとにしています。最新年度の開催内容は、宮城県美術館の公式ホームページにてご確認ください。
宮城県美術館の「どようびキッズ・プログラム」をファミリーで楽しもう!ななびチェック!
ミュージアムショップでアートな雑貨選び
美術館内のミュージアムショップは入場無料。アート作品をモチーフにした付箋やノート、クリアファイルなどプレゼントにはもちろん、日常使いしやすい雑貨がそろいます。
作品をつくりたくなったら「創作室」へ
「創作室」は、開館中なら予約不要で誰でも使える無料のオープンアトリエ。材料を持っていけば、道具や机などを使って、自由に創作活動ができます。
ランチは「カフェ モーツァルト・フィガロ」がオススメ

美術館内に併設する「カフェ モーツァルト・フィガロ」は、白を基調とした空間にデザイナーズ家具が並ぶおしゃれなカフェ。日替わりランチやスイーツなど、メニューが豊富です。
どようびキッズ・プログラム
開催地 宮城県仙台市青葉区川内元支倉34-1(宮城県美術館)
電話番号 022-221-2114(宮城県美術館教育普及部)
開催日時 毎月第1土曜日、10:00~11:30(1月は休み、開催時間が異なる月もあり)、宮城県美術館の開館時間は9:30~17:00、展覧会のチケット販売は9:30~16:30)
駐車場 あり(無料100台)