十日町 |【ななび連載:十日町編vol.1】十日町市ってどんなところ?

十日町 |【ななび連載:十日町編vol.1】十日町市ってどんなところ?

十日町市は新潟県南部に位置し、信濃川が中央を流れ、山々に囲まれた自然豊かな町。日本の原風景のような棚田やブナ林が今でも残っていて、豊かな食文化や織物などの産業を育んできました。世界が注目する大地の芸術祭や縄文文化、温泉、そして温かい人情も味わえる十日町市を紹介していきます。


安らぎを与えてくれる農村の原風景・十日町市の「棚田」

「水を張った棚田」5月の田植えシーズン

十日町市には、山間部などの傾斜地に階段状につくられた水田「棚田」が点在しています。この棚田が、四季折々の美しい景観をつくりだしているのです。

こちらの写真は、松代という地域にある「星峠の棚田」。大小約200枚もの田んぼが、まるで魚の鱗のように斜面に広がっています。春先には田んぼに水が入り、青空や周囲の山々を映す「水鏡」が見られますよ。

「稲穂がそよぐ9月の棚田」
「稲刈り後、再び水が入った11月の棚田」

秋には、実った稲穂で黄金色の絨毯のようになります。稲が刈られた晩秋に再び水が入り、今度は紅葉を映した水鏡が楽しめます。

「蒲生(かもう)の棚田」

こちらの写真は、同じく松代地域にある「蒲生(かもう)の棚田」。朝霧が幻想的な風景を醸し出すことで人気のスポットです。冬には雪化粧をした棚田も見られるほか、1日のなかで朝霧、星空と変化する様子は圧巻ですよ。

棚田は、農家の人がお米をつくる大切な場所です。訪れる際は、農地に入ったり、車を所定の場所以外に止めたりしないよう、マナーを守って静かな美しい風景を眺めましょう。

春夏秋冬でさまざまな表情を見せる、十日町市の「美人林」

「美人林」

松之山地域の丘陵に広がるブナ林は、スラリと伸びるその立ち姿があまりにも美しいことから、「美人林」と呼ばれるようになったそう。

昭和初期には、木炭にするためにブナが伐採され、裸山になってしまったことも。ところがあるとき、ブナの若芽が一斉に芽吹いたことで、地域の人々に保護され現在まで育っています。樹齢はなんと100年以上なんだとか!

春には、残雪があるなかで若芽が萌え、萌黄色の世界に。夏には鮮やかな緑に包まれ、爽やかな風が吹き抜けていきます。秋の紅葉シーズンには、葉が黄色に色づいたブナを見ながら、ゆっくりと過ごせそう。冬になり雪が降ると、キラキラと輝く銀世界を堪能できます。

「夏の美人林」

新緑がまぶしい夏は、この写真のようになります。思わず深呼吸したくなりますね。
美人林があるのは駐車場からすぐの場所。森林浴をしながら、ウォーキングもしてみてはいかがでしょうか。

太古の地球がつくりだした造形美に圧倒される、十日町市の「清津峡」

「清津峡」

「清津(きよつ)峡」は、黒部峡谷、大杉谷とともに日本三大峡谷のひとつに数えられています。上信越高原国立公園内に位置し、国の名勝、天然記念物にも指定されています。

清津峡が現在の形になるまでには、何百年という月日のなかで地殻変動が繰り返され、清津川が山を削り、谷をつくり…そして、切り立つようなV字型の峡谷ができあがったのです。

清津峡が最も賑わう季節は、紅葉になる10月下旬~11月上旬にかけて。緑から黄色、そして赤色と色づく紅葉が清流に映え、まるで絵画のようです。雪の影響によって木々の状況が変わるため、毎年紅葉の色合いが違ってくるのだそう。

「柱状節理」

清津峡の最大の特徴は、柱状の岩が垂直に寄せ集まっている岩崖。マグマが冷えて固まる際に、収縮して4~6角形の柱状の岩になったもので「柱状節理」と言われています。

この柱状節理の地形と峡谷美を、安全に安心して鑑賞できるのが「清津峡渓谷トンネル」です。1996年に完成し、2018年の大地の芸術祭で、マ・ヤンソン/MADアーキテクツによるアート作品「Tunnel of Light」としてリニューアルされました。
全長750メートルで、見晴らし所は4ヶ所あり、柱状節理を間近に見ることができます。

ベビーカーや車椅子でも利用できるので、小さいお子さんやお年寄り、足の不自由な人も安心して訪れられます。トンネルのなかは薄暗いので、まるで、どうくつ探検みたい! 小さなお子さんでも楽しみながら進めそう。道中にはベンチもあって休憩もできるのでオススメです。

「清津峡渓谷トンネル」

こちらは清津峡渓谷トンネル入坑口から片道750メートル、1番奥まで進んだ場所に広がる、幻想的な空間です。トンネルの終点はパノラマステーション。峡谷から湧き出る沢水を張って、外の景色が映りこむようにつくられています。

その眺めは、水鏡に映りこんだ大峡谷がまるで球体のように見える不思議な風景です。トンネルのなかのため、雨の日も心配ありません。四季折々の清津峡を満喫してみてはいかがですか?

次回は、十日町市の伝統的な蕎麦「ふのりそば」のお店をご紹介。

「十日町市」へのおでかけをもっと楽しみたい!ななびチェック!

「棚田マップ」を手に入れて、棚田巡りをしよう!

棚田は十日町市の各地に点在しています。まずは十日町観光サイトからマップを手に入れ、お目当ての棚田の位置を確認しましょう。

冬の「美人林」をスノーシューで散策

手軽に雪上歩行ができるスノーシューで、銀世界の美人林を巡るアクティビティがあります。各旅館に問い合わせてみてください。

「清津峡渓谷トンネル」でカフェや足湯でゆったり。グッズもゲット!

駐車場から清津峡渓谷トンネルまでは昔ながらの温泉街を歩いたり、エントランス施設にある足湯やカフェで一休みするのがオススメ。お土産や記念にもなるグッズも販売していますよ。

「星峠・蒲生の棚田」について詳しくはこちら
「美人林」について詳しくはこちら
「清津峡渓谷トンネル」について詳しくはこちら

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