老舗で経験を積んだ店主による、とっておきのうなぎ料理

「横田屋まさ」は秋田市の飲食街が立ち並ぶ川反エリアの北西側、すずらん通りと川反通りの十字路にあります。お店の裏側に旭川が流れ、お店のすぐ後ろにかかる橋を渡る際に、おいしそうなうなぎの蒲焼きなどの香りがすることも。
「横田屋まさ」の隣には、1950年創業の老舗「横田屋」。「横田屋まさ」は、大学卒業後13年間「横田屋」で経験を積んだ桃園昌典さんが、老舗のこだわりを継承しつつ、自身のこだわりを取り入れたメニューを提供するため、2016年12月に開店した新しいお店です。
アットホームな雰囲気で、夫婦や家族連れにオススメ

お店に入るとまず、カウンター席と向い合せでオープンになった調理場が目に入ります。赤々と炭が燃え、奥でスタッフがうなぎの調理をしている様子を見ることができます。また、サラサラとした流水音は、うなぎの生け簀の音。ここでは生け簀にいる新鮮なうなぎを食べることができるのです。

店内はカウンターが8席、テーブル席と小上がりが各1席の計23席で、営業時間は17:00~22:00。お客さんひとりひとりのオーダーを、すぐにお伺いできるように配慮したという店内は、あえてこぢんまりとしたつくりに。
また、スタッフの方は笑顔でアットホームな接客をしてくれるので、夫婦そろっての記念日ディナーや、家族でのお祝いなどにオススメです。
生け簀のうなぎをその場で調理

「横田屋まさ」ではこだわりの国産のうなぎを使っていて、坂東太郎や共水などのブランドうなぎが楽しめます。うな重、蒲焼き、白焼き、塩焼きは、ブランドを選んで注文できるので、食べ比べをしてみて自分好みのうなぎを探してみるのもいいかもしれません。
白焼きや蒲焼きは注文が入ってから、生け簀の活きうなぎを調理するため、少し待ち時間があります。そのひとときは、どんなおいしいうなぎが食べられるのだろう…などと想像をふくらませて待ってみてくださいね。
うなぎのタレは、「横田屋」秘伝のタレをベースに、調味料にこだわっています。お米は、ササニシキ、ひとめぼれ、あきたこまち、コシヒカリをブレンドしたものを使用。ちょうどよい硬さと真っ白なお米が、うなぎのおいしさを引き立てます。
また、卵は横手市平鹿のあやめ卵と神奈川の鳳凰卵を使っていて、うなぎはもちろん、ひとつひとつの素材にこだわっています。
店主のこだわり「国産うなぎの串焼き」

「横田屋まさ」のなかでも特にオススメしたいのは、「国産うなぎの串焼き」です。串焼きは、「横田屋」では提供しておらず、「まさ」を開店することが決まったとき、桃園さんが絶対に扱いたかったメニューだそう。
うなぎの背、腹、きも、首、ひれなど、なかなか想像できないような部位を、桃園さんがそれぞれにあわせた洗い方、焼き方を考案し、提供しています。
まとめ

秋田でうなぎを食べたいときには「横田屋まさ」を選んでみてはいかがでしょう。きりたんぽ、ハタハタ、しょっつる鍋だけじゃない、意外な秋田のうまいものに出会えるかもしれません。