久慈 |【ななび連載:久慈編vol.1】久慈ってどんなところ?

久慈 |【ななび連載:久慈編vol.1】久慈ってどんなところ?

岩手県久慈市といえば、2013年に放送されたテレビドラマ『あまちゃん』の舞台として一躍スポットを浴びた街。ダイナミックな海岸美が続く「三陸復興国立公園」の北部に位置し、伝統的な素潜りでウニを獲る“北限の海女”で有名な「小袖海岸」、山間部には日本一の群落面積を誇る白樺林が広がる「平庭高原」など、見どころがいっぱいです。


海女さんの素潜り実演を見学できる「小袖海岸」

久慈市は岩手県北東部の太平洋に面した街で、複雑に入り組んだ海岸線がつくり出す美しい景観が魅力。なかでも断崖絶壁や奇岩が連なる「小袖海岸」は、久慈の代表的な景勝地のひとつです。そのシンボルともいえる「つりがね洞」は、波の浸食によって空洞ができた巨大な岩。もともと、空洞の天井部分に釣り鐘のような形をした岩がぶら下がっていたことからその名前が付けられました。

釣り鐘型の岩は明治時代の津波で流されたといわれていますが、つりがね洞は小袖海岸のシンボルとして今も堂々とたたずんでいます。6月の夏至を挟んだわずか3週間だけ、水平線から昇ってくる朝日が空洞から顔をのぞかせる神秘的な光景も見られますよ。

小袖海岸を訪れたら、まずは「小袖海女センター」へ行くのがオススメ。館内に観光案内所があるので、周辺のおでかけ情報をチェックしましょう。ほかに、地元の特産品を扱う産直施設や、屋上には久慈の海岸線を一望できる展望所もあります。

小袖海女センターは“北限の海女”の活動拠点にもなっていて、7月~9月の土・日曜、祝日には海女の素潜り実演を見学できます。かすりの着物に水中眼鏡を着けた海女は、ソエカギと呼ばれる道具を持って海のなかへ。実演見学では、獲れたての新鮮なウニが食べられます。センター内には海女に関する歴史や道具を展示するコーナーもありますよ。

また、毎年8月の第1日曜には「北限の海女フェスティバル」を開催。素潜り実演や、地元で水揚げされたばかりの新鮮なウニの販売などが行なわれ、小袖海岸は多くのお客さんでにぎわいます。

爽快感抜群のドライブや、迫力満点の闘牛が楽しめる「平庭高原」

久慈市と葛巻町にまたがる平庭岳の中腹に広がる「平庭高原」。国道沿いの約4キロメートルにわたって白樺林が続き、約300ヘクタール(東京ドーム約64個分)の高原に30万本を超える白樺が群生しています。

まっすぐに伸びた白い幹に鮮やかな緑の葉が茂るグリーンシーズンは特に美しく、景色を眺めながらのドライブがオススメ。周辺にはパークゴルフ場やスキー場、ハイキングコースもあり、年間を通してさまざまなレジャーを満喫できます。

平庭高原はツツジの名所としても知られ、例年6月上旬~下旬になると朱色の花が高原一帯を染め上げます。白樺の白と緑に、ツツジの朱色のコントラストが目にも鮮やか。ツツジは久慈市の市の花にもなっているんですよ。

見頃にあわせて「平庭高原つつじまつり」も開催されるので、遊歩道を散策しながらグルメやステージイベントを楽しみましょう。

平庭高原のある久慈市山形地区には、古くから闘牛の文化が残っています。昔、海沿いから内陸部まで荷物や塩を運ぶ際に隊列の先頭を決めるために行なわれた「角合わせ」が起源といわれ、人と牛ではなく、牛同士が角を突きあわせて闘います。

今では「平庭闘牛大会」として年に4回開催。大きな牛が目を血走らせ激しくぶつかりあう様子は、荒々しい鼻息も聞こえてくるほど迫力満点!お子さんも大人も大興奮してしまいそうです。

華やかな山車が街を練り歩く「久慈秋まつり」

約650年の歴史をもつ「久慈秋まつり」は、例年9月中旬、3日間にわたって行なわれる久慈の一大イベント。地元で親しまれる大神宮・秋葉神社・巽山神社の三社を祭る本祭では、歴史物語や伝説などを題材にした高さ10メートルを超す絢爛豪華な山車が、神輿とともに街の目抜き通りを練り歩きます。

本祭前日に開催される前夜祭では、ライトアップされた山車と神輿が集結。各団体がお囃子や音頭上げを競いあい、お祭りムードをいっそう盛り上げます。お子さんや女性たちが地元に伝わる盆踊り「ナニャドヤラ」や伝統芸能を披露する、本祭2日目の郷土芸能大パレードも必見です。

2019年春、三陸沿岸を1本のレールでつなぐ「三陸鉄道」

“さんてつ”の愛称で親しまれる「三陸鉄道」は、盛~釜石を結ぶ「南リアス線」と、宮古~久慈を結ぶ「北リアス線」が運行しています。そのあいだの区間、宮古~釜石を走る「JR山田線」は震災の影響により運休していましたが、2019年春までに復旧工事が完了。JR東日本から三陸鉄道に移管されるため、岩手県沿岸部の盛~久慈が1本のレールで結ばれることになりました。

新路線の名称は「リアス線」。第3セクター鉄道としては日本最長となる、総延長約163キロメートルの路線が誕生します。

三陸鉄道では、趣向を凝らしたさまざまなイベント列車を運行しています。数あるイベント列車のなかでも特に人気なのが、4月~9月頃に運行する「お座敷列車 北三陸号」。三陸の海の幸を味わいながら鉄道の旅を楽しめるのが魅力です。

お座敷列車にはランチも付き、地元産のウニを敷き詰めた「うに丼」、あわびとウニをぜいたくにのせた「あわび弁当」、肉厚のほたてがたっぷり入った「ほたて弁当」の3種類から選べます。どれも豪華で迷ってしまいますね。

「三陸鉄道」は、こちらの記事で詳しくご紹介中です!

次回は、久慈を訪れたらはずせない三大グルメをピックアップ。海沿いの街ならではの獲れたて魚介はもちろん、自然豊かな久慈で育った旨みたっぷりのブランド牛もご紹介します。どうぞお楽しみに!

久慈市の見どころをもっと知りたい!ななびチェック!

街のあちこちにテレビドラマゆかりのスポットが点在

『あまちゃん』のメインロケ地となった久慈市には、作品中に登場したスポットがたくさんあります。街を散策しながら、その面影を探してみましょう。

「平庭高原」でお子さんから大人まで楽しめるパークゴルフを体験

平庭高原には、4コース36ホールを備えたパークゴルフ場があります。専用のクラブとボールを使い、初心者でも気軽にプレイできるので、ファミリーでのレジャーにぴったり。

「三陸鉄道」のイベント列車を要チェック

列車にゆられながらおいしい料理が味わえる「ランチ&スイーツ列車」や、かわいいネコとふれあえる「にゃん鉄」など、ユニークなイベント列車が運行されています。

「小袖海女センター」について詳しくはこちら
「平庭高原」について詳しくはこちら
「久慈秋まつり」について詳しくはこちら
「三陸鉄道」について詳しくはこちら

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