海の底にいるみたい!?「トンネル水槽」

久慈といえば、ドラマ『あまちゃん』のロケ地としても知られる街です。
久慈湾を見晴らす海沿いに建つ「久慈地下水族科学館もぐらんぴあ」へのアクセスは、JR・三陸鉄道の久慈駅から車で約20分。GWや夏休みに訪れる場合は、水族館のほかにも小袖海岸など久慈の主要スポットをめぐる久慈地域周遊観光バス「ねまーる号」の利用もオススメです(運行日は要確認)。
地下1階~5階の水族館には、さかなクンの展示コーナーや防災展示室、屋上展望台などがあります。200種3,000匹の海の仲間たちが待つ「地下水族科学館もぐらんぴあ」のメインは、たくさんの魚たちが泳ぐトンネル水槽。
アーチ状になった水槽を見上げると、まるで海の底から魚たちの暮らしを眺めているかのような不思議な気分に。東日本大震災のなか奇跡的に生き延びたアオウミガメの「かめ吉」がのびのびと泳ぐ姿を探しながら、海の世界にゆったりとひたりましょう。
土・日・祝日は「もぐらんぴあ」に北限の海女&南部ダイバーが登場

再オープンによって新たに登場した「久慈の海水槽」は、久慈周辺の三陸の海を再現した高さ2.6メートルの大型水槽。土・日・祝日には、ドラマ『あまちゃん』で話題になった北限の海女と南部ダイバーの潜水実演があります。
華麗な潜水技術を披露したあとは、水槽のなかから観客の疑問に答えてくれる質問コーナー。お絵かきボードを使ったコミカルなやりとりで観客がワッと盛り上がる人気のイベントです。
そのほかにも「もぐらんぴあ」では、ホヤなど三陸の海の生き物や、ゆらゆら泳ぐ姿が美しいクラゲなど、世界の海の生き物たちを展示。三陸から世界の海まで、一度に観賞することができます。
海の仲間たちとのふれあい体験も

「もぐらんぴあ」では、魚たちにふれたりエサやりができる体験も人気です。西アジアに生息する「ガル・ラファ」はドクターフィッシュとも呼ばれ、古くなった角質を食べる習性があります。水槽に手や足を入れると集まってきた魚たちが吸い付き、くすぐったい感触のあとは肌がスベスベに。自然のピーリング効果を体験できます。
「ふれあい水槽」では、水槽に直接手を入れて魚たちにエサやりができるうれしい体験も。自分の手からエサを食べた魚たちが、水槽を元気に泳ぎ回る姿を見ると、ワクワク気分も倍増です。
海の生き物に直にふれたいキッズは、タッチプールにチャレンジ。生きたヒトデやナマコの感触を体感してみてくださいね。
展望台から雄大な久慈の海を眺めよう

見どころがたくさんの館内のほかにも5階には屋上展望台があり、久慈湾を一望する絶景スポットとなっています。晴れた日には、対岸に「小袖海岸」の灯台や「小袖海女センター」が見渡せますよ。
「もぐらんぴあ」に行ってみたいと思ったら、年間パスポートが断然お得です。2回分の入館料で1年間に何度でも入館OKなので、気になるイベントの開催日やちょっと時間ができたときなどに気軽に訪れることができますね。
まとめ

久慈の海を身近に感じられるオリジナリティあふれる展示で、何度も通いたくなる魅力がいっぱいの「久慈地下水族科学館もぐらんぴあ」。
プラスして『あまちゃん』の世界に浸りたいなら、周遊バス「ねま~る号」がオススメ。水族館の「久慈の海水槽」で海女と南部ダイバーに出会い、「小袖海岸」で灯台や「小袖海女センター」を訪れ、「道の駅くじ やませ土風館」でおみやげを選ぶ、盛りだくさんな『あまちゃん』ツアーが楽しめます。
再オープンでさらに見どころが増えた「久慈地下水族科学館もぐらんぴあ」へ、ぜひ足を運んでみませんか?
「久慈地下水族科学館もぐらんぴあ」は水族館だけじゃない!ななびチェック!
あの「さかなクン」のコーナーも
4階企画展示室には震災後に支援を行なってくれた、さかなクンの特設コーナーも。なじみの白衣と帽子、また、帽子の元になったハコフグも展示されています。
おみやげも充実!産地直販コーナー
1階の受付そばには産地直販コーナーをご用意。水族館に関するグッズのほか、岩手県各地の名物が購入できます。
震災の教訓を後世に。防災展示室
いまだ震災の爪痕が残る久慈市ですが、「もぐらんぴあ」にはその教訓を伝えるための防災展示室もあります。水族館の鑑賞とあわせて、親子で防災を考えてみては?
ねま~る号
電話番号 0194-53-5221(岩手県北観光久慈支店)